はじめに:転職は慎重にすべきだった
こんにちは、27歳のケンタです。
大学を卒業後、介護職として3年間働きましたが、「もっと良い職場があるはずだ」と思い、転職を決意しました。結果的に、給与は変わらないのに、待遇面や職場の雰囲気が悪くなり、転職を後悔することに…。
この記事では、僕が実際に経験した転職失敗談をお話しします。同じように介護職で働いている方、転職を考えている方の参考になれば幸いです。
介護職としての3年間
最初は不安だらけのスタート
大学卒業後、「人の役に立ちたい」という気持ちから介護職を選びました。未経験だったので最初は戸惑うことばかり。
特に大変だったのは以下の3つです。
- 体力面のきつさ
- 夜勤もあり、体力的にかなりハード。利用者さんの介助で腰を痛めることも…。
- 精神的なプレッシャー
- 認知症の利用者さんの対応や、ご家族からのクレーム対応は想像以上に大変。
- 給与の低さ
- 手取りは少なく、ボーナスも期待できない。でも、やりがいがあったので続けられた。
それでも、同僚や上司に支えられながら、3年間働いてきました。利用者さんが笑顔を見せてくれる瞬間が、本当に嬉しかったんです。
転職を決意した理由
「もっといい職場があるはず」
介護職として働いて3年、仕事には慣れたものの、次第に不満が募るようになりました。
- 「給料が安いのに、業務量が多すぎる…」
- 「夜勤がきついし、休みが少ない…」
- 「もっと待遇がいい職場があるんじゃないか?」
周りの友人たちが転職して給料を上げたり、ワークライフバランスの良い仕事を見つけたりしているのを見て、「自分ももっといい職場を見つけたい!」と思うようになりました。
そして、転職活動を始めました。
転職活動と新しい職場
転職活動は順調だったが…
転職サイトやエージェントを利用し、比較的スムーズに次の職場が決まりました。
新しい職場の条件はこんな感じです。
項目 | 旧職場 | 新職場 |
---|---|---|
給与 | 月収22万円 | 月収22万円 |
賞与 | 年2回(少なめ) | 年2回(少なめ) |
夜勤 | あり | あり |
休み | 月8日 | 月8日 |
人間関係 | 良好 | ??? |
利用者の対応 | 優しく接する方針 | 厳しい対応が多い |
正直、給与や休みはほとんど変わらなかったのですが、「新しい環境ならもっと働きやすいはず!」と期待していました。しかし、その考えは甘かった…。
転職して後悔したこと
① 人間関係が最悪だった
新しい職場では、職員同士のコミュニケーションが少なく、ギスギスした雰囲気。
以前の職場では、みんなで助け合いながら働いていたのに、ここでは「自分の仕事は自分でやれ」というスタンスでした。
ミスをしてもフォローなし。先輩に相談しても、「それくらい自分で考えなよ」と冷たく突き放される。
正直、精神的にきつかったです。
② 利用者さんへの対応が雑すぎる
これが一番ショックでした。
前の職場では、利用者さんの尊厳を大切にすることを徹底していました。でも、新しい職場では違いました。
職員:「○○さん、早く食べてよ!」
職員:「何回同じこと言わせるの?」
こんな言葉が飛び交うのが日常茶飯事…。
僕が優しく声をかけると、逆に先輩から**「そんな甘やかす必要ないから」**と言われました。
介護は「人を支える仕事」だと思っていたのに、ここでは「業務をこなすだけの仕事」になっていました。
③ 待遇がむしろ悪化した
新しい職場では、
- 残業が多い(サービス残業も…)
- 休憩時間がまともに取れない
- シフト変更が多く、プライベートの予定が立てにくい
待遇面でも、前の職場の方が圧倒的に良かったんです…。
転職を後悔し、学んだこと
「転職したことを後悔している」
これが、今の正直な気持ちです。
前の職場も決して完璧ではありませんでした。でも、人間関係の良さや、利用者さんへの温かい対応は、他では簡単に見つけられない大切なポイントだった。
転職で学んだことは以下の3つです。
- 給与や休みだけで職場を選ばない
→ 職場の雰囲気や人間関係も、長く働くためには重要! - 転職前にしっかりリサーチする
→ 面接時に職場の雰囲気や働き方について質問すべきだった。 - 「今の職場を辞めたい」だけで転職しない
→ 不満があっても、今の職場の良い点も見直すことが大事。
転職は慎重に!
僕の転職は、失敗でした。
「もっと良い職場があるはず」と思っていましたが、実際には今の環境がさらに悪化…。
今後は、もう一度転職を考えています。でも、次こそは焦らず、慎重に職場を選ぶつもりです。
もし、今転職を考えている方がいたら、給与や待遇だけでなく、職場の雰囲気や利用者さんへの対応など、しっかりリサーチしてから決めてください!
僕の経験が、少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。