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50歳の介護職員が転職を考えた理由|給与・休日・会社の考え方とのギャップ

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介護職の転職

私は現在50歳の介護職員です。20代の頃から介護施設で働き続け、経験を積んで チームリーダー になりました。現場の運営を円滑にし、会社と部下の間に立って施設を回していく役割を担っています。

仕事そのものにはやりがいを感じていますし、部下たちと協力して利用者さんのケアを提供することに誇りを持っています。しかし、 給与や休日の不満、そして会社の考え方との違い に気づくようになり、転職を真剣に考えるようになりました。

今回は、 介護職の現実と私が転職を決意した理由 について詳しくお話ししたいと思います。


1. 介護職として積み上げてきたキャリアと現場の現実

若い頃から介護業界で働き続けた理由

私は20代の頃に介護業界に入りました。当時は 「人の役に立つ仕事がしたい」 という思いが強く、介護の仕事に魅力を感じていました。

最初の頃は分からないことばかりでしたが、先輩職員や利用者さんとの関わりを通じて、少しずつ経験を積んでいきました。「ありがとう」 という言葉をもらうたびに、この仕事を続けていこうと思えたのです。

30代に入ると、後輩が増え始め、教育や指導を任されるようになりました。そして、40代で チームリーダー になり、現場の運営に関わるようになりました。

チームリーダーとしての役割と責任

リーダーになってからは、利用者さんのケアだけでなく、 職員の指導・シフト管理・トラブル対応 など、業務の幅が広がりました。

  • 新人職員の教育
  • 介護技術の指導
  • 現場の問題点を会社に報告し、改善策を提案
  • 利用者さんやご家族との対応
  • シフト調整と人員管理

現場と会社の間に立ち、 「いかに施設を円滑に運営するか」 を常に考えながら仕事をしていました。

しかし、このポジションになってから 給与や休日に対する不満 が大きくなっていきました。


2. 給与と休日に対する不満と、その原因

給与が上がらない現実

介護職は 「社会に必要とされる仕事」 でありながら、給与水準は決して高くありません。

私も20代、30代の頃は 「経験を積めば給料も上がるだろう」 と思っていました。しかし、実際には リーダーになっても給与は大きく変わらず、昇給率も低いまま でした。

さらに、以下のような点に不満を感じるようになりました。

  • 基本給が低く、夜勤や残業で補うしかない
  • 昇給幅が小さく、長年働いても大きく変わらない
  • 役職手当が少なく、責任の重さに見合っていない

リーダーとしての責任は増え続けているのに、 給与面での評価がほとんどない ことに強い違和感を覚えるようになりました。

休日が取れない現実

介護職は シフト制 のため、 一般企業のような土日祝の休みがない のは当然です。それ自体は最初から理解していましたが、リーダーになってからは さらに休みが取りにくくなりました

  • 人手不足で休みが削られる
  • 急な欠勤があると、リーダーがカバーする
  • 休日でも施設からの電話対応がある

結果として、 「休みの日でも気が休まらない」 状態が続き、次第に疲れがたまっていきました。


3. 会社の考え方との違いに気づいた瞬間

現場の声が届かない経営陣

私はこれまで、現場の問題点を会社に伝え、改善を提案する役割を担ってきました。

しかし、 経営陣は現場の声に耳を傾けない ことが多く、何度改善を求めても 「人が足りないのはどこも同じ」 「予算の都合で難しい」 と言われ、取り合ってもらえませんでした。

現場で働く職員がどれだけ努力しても、経営が職員の待遇改善に本気で取り組まなければ、状況は変わらない ことを痛感しました。

利益優先の運営に疑問を感じるように

介護施設は 福祉の場 であると同時に、企業としての利益も追求しなければなりません。それは理解していましたが、 利益優先の運営が利用者さんのケアに悪影響を与えている と感じる場面が増えてきました。

例えば、

  • 人員不足なのに、新規利用者をどんどん受け入れる
  • 必要なケアを提供できない状態なのに、経営陣は気にしない
  • コスト削減のために、安価な介護用品を使わざるを得ない

このような状況の中で、 「本当に利用者さんのためになる介護ができているのか?」 と疑問を持つようになりました。


4. 転職を決意した理由と求める職場環境

転職を決意した理由

  1. 給与・待遇の改善を求めて
    • これ以上、低い給与で働き続けるのは難しい。
    • 役職に見合った収入を得たい。
  2. 休日をしっかり取れる環境に移りたい
    • 休みの日にしっかりリフレッシュできる環境を求めている。
    • シフトが安定し、無理な出勤がない職場を探したい。
  3. 経営陣と現場の意識が近い職場で働きたい
    • 会社の理念と自分の価値観が一致する職場を探したい。
    • 利用者さんのために、質の高い介護を提供できる施設に移りたい。

5. まとめ|介護職としての未来を考える

介護職はやりがいのある仕事ですが、 給与や休日、会社の考え方とのギャップ に悩むことも多い仕事です。

私は 「このまま働き続けるべきか?」 と考えた結果、 転職を決意 しました。

これから転職活動を進め、より良い環境で働ける職場を見つけたいと思います。同じような悩みを持つ介護職の方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。